一般社団法人富山県社会福祉士会

                                                                              会長 清水 剛志

 

 2019年5月26日の定時総会において、新たに会長に選任されました。まだまだ若輩でありますが、富山県社会福祉士会の発展と社会福祉士の専門性向上に向けて頑張りたいと思います。

 今年は、元号が令和となる節目の年となりました。また、介護保険制度が施行されて20年となる年でもあります。介護保険制度は社会福祉の様々な制度や仕組みなどに影響を与えました。私はとくに「支援」の在り方に影響をあたえ、ソーシャルワークの存在感が顕著になり重要性が増し、支援者が社会に権利擁護を打ち出す立場が明確になったと思います。

 私は、介護保険制度の施行のころ知的障害者更生施設の職員であり、知的障害や自閉症のある方の支援者でした。当時の施設の理事長から社会福祉士資格取得の助言をいただき、通信課程の養成校に通い、社会福祉士を目指していました。当時の私は社会福祉・社会保障制度などについて詳しくなく支援者と利用者の立場についてモヤモヤがありました。それまで福祉の「支援する側」・「される側」といった立場の違いが拭えなかった当時、「対等な立場」で「利用者主体」の「権利擁護」という介護保険制度の理念は非常に衝撃を受け、支援はお世話をするのみではなく、さまざまに汗をかくことだと感じました。社会福祉士の取得に向けて様々に学び、「社会福祉士の倫理綱領」を読み「ここに支援の基盤がある」とも感じました。

 あれから20年が経ち、感慨深い気持ちです。現在、ソーシャルワーカーとして「他がためにある己」を感じ、思い出す言葉があります。それは私が好きな映画の「誰も行かんかったら、道はできんちゃ。わしは○○さんと同じ思いですちゃ」という山の案内人の言葉です。伴走者たる信念にふれ、私もそうありたいと思います。

 あらためて新しく会長となり甚だ微力ではありますが、富山県社会福祉士会の為に努めて参りたいと思います。よろしくお願いいたします。